ステンレス★エンジェル
セクサロイドSAYURI

画・・・・介錯
フランス書院ナポレオン文庫1994
アンドロイドが生活の中に浸透した近未来。
民営警察=JCP東海69分署風紀課刑事山科麻季は、一人の美少女とコンビを組まされる。その名をさゆり、押収品の精巧な違法セクサロイドを潜入捜査用に改造したものだった。
潜入捜査のためのテストとして、堕落と退廃の歓楽街ネオヨシワラでさゆりに客を取らせる麻季。ある日、さゆりの客となった美男美女のカップルは、彼女をスカウトしに来た犯罪組織の構成員だった。さゆりに銃を突きつけ強引に勧誘するところへ麻季が突入、さゆりは救出される。
その夜、麻季のマンションまでついて来たさゆりは、助けてくれたお礼にと、麻季にあらゆるテクニックを駆使して奉仕する。セクサロイドの技巧に溺れ、麻季は喜悦に翻弄されるまま眠りに落ちていった。
同じ頃、69分署SWATが全滅させられる事件が起こっていた。翌日、麻季は事件の記録映像を見せられる。そこには、たった一人でSWATを壊滅させる、さゆりに瓜二つの少女の姿があった。
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星野のサイバーバイオレンスポルノ路線を確立した一作。実は、本来『ステンレス ヴァイス』というタイトルの予定だったのだが、営業さんは「セクサロイド」の文字を入れたかったらしく、こういうタイトルとなった。
本作では、とにかくさゆりをかわいくお馬鹿に書いた。ラブドールにAIが載ったらまさにこんな感じじゃないか、というところである。いや、近年のラブドールやペットロボットの発達を見ていると、自宅にさゆりがやって来るのもそう遠い未来ではないのでは、とさえ思えてくる。
また、銃器関係やアクションへのこだわりは、まあわかる人ならわかると思う。特にAR法のくだりは古くからのガンマニアには爆笑モノである。
イラストは後に『鋼鉄天使くるみ』でブレイクする介錯両氏、期せずしてあちらも人造人間ネタである。編集さんからの紹介だったのだが、イラストを全て他人任せにするのは初めてであり、互いのイメージの刷り合わせ、せめぎあいは実に刺激に満ちた作業だった。キャラクター等に関しては、星野が描いた原案をアレンジしてもらうという形で、以後もこのスタイルでやっている。