火焔の如く


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劇中舞曲(物語の中で用いられる舞曲)は、これまで何曲か作ってきました。
「火焔の如く」は、それらとは違って、純粋に剣詩舞の舞曲として作曲しました。もちろん、これはひとつの試みでしたが、何らかの可能性は見えるような気がします。
剣詩舞が詩や言語的要素から分離された時、何を見つけるのか・・・


単なる舞曲では面白くない、また物語的でも面白くない・・・、結果的に「言葉にならないイメージ」をテーマにすることにし、無題のまま作曲に取り掛ることにしました。
私が剣詩舞に感じるイメージ、魅力といってもいいでしょう、それを曲で表現してみようと思ったのです。
「剣詩舞が自ら剣詩舞を題材に舞う」・・・これがこの曲のサブ・テーマであります。

曲が仕上がって、何となく”Passion”もしくは「火焔の如く」という曲名を付けたのですが、
それは、この曲のテーマがイメージであるという表示であり、振付家に印象的な表現をしていただきたいという暗示のつもりでした。
それ以外の説明は一切付けず、聞かれても何も説明せず、すべて振付家にお任せしたわけです。

初演:平成12年度哲山流興風会吟詠会創流40周年記念大会
『21世紀夢舞台』