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♥ チャーチルの生家 ♥ Rousham ♥ ヴィレッジ・ホッピング ♥ 最後の砦 ♥ 家路
チャーチルの生家

Blenheim をブレナムと読むのは中々出来ない芸当だと思う。もともとはドイツの地名からきたのだと聞けば納得もするが、門スコットランドやウエールズになると “ 習った英語 ” ではお手上げの表記がザ〜クザク。日本でもどこでも、地名というのは難しい。チャーチル首相のご先祖の公爵さまが、スペイン王位継承戦争の折、南ドイツ・バイエルン地方の小村 「 Blindheim もしくは Blenheim 」 で、ルイ14世のフランス軍に決定的勝利を収め、アン女王はその戦功として御陵林を下賜、ついでに館まで建ててあげたということだが、女王様のお考えになる 「 HOUSE 」 の規模が、よ〜っく解る例だと申せましょう。これが 「 お家 」 なら、我が家はさしずめノミの家、かなぁ。

敷地に入るなり、姪が言ったのは 「 ここに一家族しか住んでないだとぉ〜っ、許せんっ!」 だった。館を見た後では 「 ここを掃除するのに、いったい何人要るんだ? すごぉく大変じゃない? 」 だった。ブレナム宮殿ここまで規模が大きな処は少なかっただろうが、つい最近まで、洋の東西を問わず、こうした暮らし方があったなんて、なんだか不思議な感じである。

? チャーチルの生まれた部屋には、首相のパジャマ ( 赤ちゃんのみたい ) やルームシューズも展示されているが、ボルドー色で可愛らしく、なんとなくユーモラス。ピンクの花柄の壁紙が、ソフトでやさしい雰囲気の部屋である。もともとは初代公爵の館付きの牧師の部屋。ウソかマコトか、チャーチルが生まれてからは、牧師の幽霊の出現が止んだというエピソードが笑える。

ウォーターガーデン? 成田空港が幾つも入るよな、途方に暮れてしまうほど広い庭を、の〜んびり歩く。こういう環境に生まれ育っちゃうと、人間のスケールも大きくなるのかもしれない。Rose Gardens は端境期で、もう花は見られなかったが、Water Gardens は、上下のテラスともに、とても綺麗だった。このお城の中で昼食をとったのだが、手持ちの現金がなくなりかけており、非常にあせった。これからあとは、現金が出せるところなどありそうもない。

スコーン? カードに頼りすぎると思わぬ処で困ることを実感。各所の庭園の入場料で、思った以上に現金を使ったのが誤算。このあとの庭を逃すわけにはいかないし、帰国時、空港までの TAXI 代も必要だ。涙ぐましい計算の結果、なんとかスコーンとサンドイッチ、ジュースの昼食にありつけたのだった。ふうぅ〜? まぁノミの身と致しましては、このくらいが、丁度ふさわしいレベルの食事、なのかもれませんねぇ。5

Rousham

パーン午後は Rousham House & Garedens をゆ〜っくり、歩き回る。ブレナム宮殿のあとだと、なおさらこじんまり感じるが、それでも 1 時間では足りない。ここもブレナム宮殿と同じく、まだ個人の所有。館も実際に使われているようで、日を決めて公開されている。館の中まで見て回る余裕は無かったが、横の教会ではミサが行われていた。

ここは William Kent の設計。当時からあまり手が加わっていない、貴重な庭園だということだ。ほぼ彼の作ったままの姿を見、体験できる。Kent は画家でもあったせいか、彫像などが非常にうまく配置され、RoushamGarden狭さ?を感じさせない造り。借景も見事。どこまでも自領のブレナム宮殿とは逆に、こちらは他人様の放牧地を、まるで自分の敷地のように取り込んで見事である。庭を案内する時の、主の満足気な様子が目に浮かぶ

? サーペンタイン・リルとして有名な、小さな溝のような小川がこっそり出てきたり、東屋が木陰から手招きしたり、ローマの回廊のミニチュアのような風景があったり、と飽きない。そここにベンチが設えてあり、ここで日の落ちるさまを見ることが出来たら、サーペンタイン・リルどんなにか素晴らしいだろうと、羨ましい。夕食後にそぞろ歩きを楽しむには絶好のしつらえ。ここの主でないのが残念だ。

ここは、観光客にはそんなにポピュラーじゃないのか、件のドライバー氏も知らなくて、 Via Michelin のサイトからプリントアウトした地図をみせ、連れて行ってもらう。日本人は研究熱心だねぇ、と感心された。持っていた英国政府観光庁発行のパンフを見せると、さらに驚いて 「 なにもない村なのに Castle Combe に行きたいという日本人が多い謎が解けたぞ! 」 と喜んでいた。実は昨日、カースルクームは彼に却下され、連れて行ってもらえなかったのである。パンフは参考資料として渡してきたので、観光タクシー業界でお役にたっているかもしれない5

ヴィレッジ・ホッピング

英国政府観光庁のコッツウォルズというパンフレットに載っている村の感想。天候に左右された部分が、かなりありますが、それぞれに独特な雰囲気があり面白かったので書いてみましたコッツウォルズの村

Chipping Campden ・・・陽気で洗練されたお嬢さん。店の品揃えもおしゃれ
Broadway ・・・その名の通り中央の通りが広く、リッチでパワフルな印象
Snows Hill ・・・小雨に煙る Snows Hill は、たおやかではかなげ。
??????????????????????窓辺に佇む貴婦人を思わせる
Stow-on-the-Wold ・・・気むづかしい老学者がお気に入りを探して、店をのぞきこんで廻るふう
Bourton-on-the -Water ・・・元気のいい太った宿屋のおかみさんが大声で笑ってる感じ
Lower & Upper Slaughter ・・・あちこちから妖精のくすくす笑いが聞こえてきそうな村
Bibury ・・・上手の描いた水彩画。空気も “ とろ〜ん ” としている

残念ながら Castle Combe には行けなかったので書けませんが、Cirencester はライムストーンの建物でも時代が新しいのか、ちょっと他の村とは違う感じで、スマートでした5

最後の砦

ついに最後のホテルに到着。明日の空港までの移動を考えて Oxford 近くのマナーハウス Studley Priory に宿を取る。もちろん “ パワーシャワー ” である。お湯が気兼ねなく使えると知って、部屋姪は大喜び。しかも浴槽は運良くジャグジー付。じっくり、ゆっくり疲れを癒せて嬉しかった。途中普通の水事情の B & B を体験したおかげで、いろんな意味で考えるところがあったらしく、旅の収穫がひとつあった、というところ。

夕食まで、ホテルの庭や近隣を散歩。ここの売りはレストランなので、夕食だけの客も多いらしく、高級車がちらほら到着する。定食つきのサマープランだったが、定食メニューに食べたいものがなく困っていると、「 好きな皿を選んだら好い、料金は調整する 」 といわれ、アラカルトから選ぶ。ロブション以降のエスニック傾向はここも同じ、カレー風味、コリアンダ風味全盛である。盛り付けは華麗でも、味はやっぱり大味気味。とはいえ、部屋のテーブル英国はデザートが美味しいので、最終的には十分満足して部屋へ戻る。

? 明日のためのパッキングを終え、友人あての絵葉書を書き、最後の夜をすごす。朝は同じ食堂で朝食。シリアルや果物、ヨーグルトはセルフサービス。卵など温料理は希望を聞いて作ってくれる。スモークサーモンにスクランブルドエッグ。このごろはソーセージやベーコンより、サーモンが多くなっているんだそうで、姪は喜ぶ。ここは設備は新しいけれど、館の構造上エレベーターがないので、荷物の運搬は結構大変だった。このあたりの落差がマナーハウスの面白いところ5

家路

空港には 4 時間前に到着。なのにすでにチェックインは最後のほうだったらしく、愕然。みんななんて早いんだっ! 驚いたのは 「 知らない人から、なにか荷物を預かりませんでしたか? 」 と聞かれたこと。怖い。手荷物の重量もチェックされた。ヴァージンは、機内持ち込みの重量も必ず計量されるので、要注意。ちょっとオーバーしていたので、鞄を開け、水を出すとカウンターのお姉さんは噴き出して、OK。実際 5 キロ内に収まったが、水は姪のほうに移動。

ホテルラウンジ? 今回は姪がエルメスの腕輪を買ったので、珍しく出国審査後ディタックス窓口へ出向く。英国で、はじめて 「 品物を見せろ 」 と言われた。やはり有名ブランドは目を引くのだろうか? 父のウイスキーも同時に書いて提出したのに、エルメスが終わると追い払われた。たまたま手荷物に入れていたけれど、英国はゆるい、と思ってあなどるのは禁物と思い知る。免税店の Harrods にスモークサーモン発見!?買うのかと思って姪にきくと、「 あれはイギリスの美しい? 思い出にしたいから、いらない 」 んだとか。ジャムの小瓶セットも勿論あり、笑ってしまった。

窓から? ヴァージンではエンターテイメントが売りのひとつなのに映画の調子が変で、10 分程で切れ、それが何度も繰り返される。しかも中国語の吹き替え。機械の修理はクルーが担当するらしく、アナウンスがあった。クルーってそんな事までするのか、とびっくり。

? ともあれ無事に機械も回復し、順調に飛行は続く。朝食のシリアルがグラノラで、なんとヨーグルトをかけて食べるらしい。悩んだ末にヨーグルトをかけて食べてみると、うう〜む、なるほどサラサラの牛乳よりよくなじむ。最後で、またひとつオリコウになって旅が終わった5


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