レポート
椅子にカゴ
('09.4/6)

椅子に荷物置き場をつけるには・・・? その構想から完成まで。



お店のカウンター4席。
右端の席は、少し奥行きがあって、そこに荷物を置けたりするのだけど、残り3席の荷物置き場がなく、何かいい方法はないかと考えていた。

すると、ワシタカ工藝さんのホームページからいいヒントを頂いた。
京都の料亭で使っている椅子の写真があって、椅子の脚に板のような物が取り付けてある。
  →2/10「愛情を感じます」の記事
見た瞬間、「あ!これだ!」と膝を打った。空いている空間を生かせるし、狭い店にはピッタリ。
ただ、木製の椅子とは違い、小学校の鉄パイプの椅子なので、自分で取り付けることができない。
そこで、お世話になっている近くの金物工場へ相談に。
「よっしゃ、できるよ」。作業自体は簡単らしいので、まずは一脚テスト。

脚より細めのパイプにしてもらい、見た目がスッキリ見えるようにお願いした。脚の周りをグルッと4本、真ん中に2本渡してもらったのだけど、思っていたよりいい感じ。
だけど、実際にカバンなどを置いてみるとかなり不安定。
「使い勝手もひとつちゃう? 例えば、この上に板を置くとかしたら?」とアドバイスをいただいたが、板はちょっと違うんだなぁ・・・。
真ん中に交差するように、もう2本足したらどうだろうと提案すると、「でも、椅子が重たくなるで」と言われ、それもそうだと納得。
細いパイプだけれどかなり重量があり、それをもう6本も取り付けていて今でもかなり重くなっているしなぁ。
とりあえず、お店で様子を見ながら考えますと持ち帰った。

ウ〜ム、と1週間考えた末、「置く」んじゃなく、「吊す」というアイデアが浮かんだ。カゴを取り付け、その中に荷物を入れてもらう。
なので、脚の周りの4本だけにして、真ん中の2本を取ってもらうことに。

工場へ持っていくと、他の職人さん達も出てきて、ああしたらいい、こうしたらいいとワイワイ。
カゴを取り付けることにしたというと、どうやるんだとか、100均にいいサイズがありそうだとか、いろいろ言ってくれて有り難い。
社長さんは、「なんでこんな一脚のためにみんなで考えんとあかんのや?」と呆れてたが・・・。


さあ、椅子の準備は整ったから、つり下げるカゴを探そう。
岡本は雑貨天国だから、すぐリサーチできて助かる。
メジャーを持ってお店をいろいろ回ったら、駅前の「kitchen kitchen」に、値段も手頃でいいサイズのものが見つかった。
が、取り付けてみるとしっくりこない。
早く取り付けたいから、気が焦って「これでいい!」と買ってしまったけど、もうちょっと強度のある、しっかりしたカゴの方がいいなぁ。

そんなとき、頼りになるのは無印。カタログをめくっていると、まさかまさかのピッタリサイズのカゴがあって、「きた〜!」と興奮。
なんで最初から無印で考えなかったのか!

阪神御影駅前の、クラッセ御影に無印が入っているのもうれしい発見だった。単車で走ればすぐだから助かる。

早速、買ってきたカゴを取り付ける。キャ〜、ピッタリピッタリ!
麻ヒモで結べばしっかり固定される。よしよし、これで行こう!

1週間、お店で使い勝手を見ていたところ、何も言わなくてもお客さんが荷物を置いてくれる。
妹いわく、「よくカフェで荷物入れのかごがあるやん? だから慣れてはるのとちゃう?」。うん、うん、そうやね。

でも、よーく観察すると、カゴも安定しているし、パイプは2本で十分かもと思えてきた。うん、その方がちょっとでも椅子が軽くなるし、そうしよう!
あと2脚に取り付けてもらう際、最後の修正をしてもらい、希望通りの椅子に仕上がった。
それにしても、ちょこちょことした仕事だったのに、工場の方々、よく付き合って下さったなぁ・・・。大感謝です。

最終形は、すっきりと横の2本のみ。

カウンター使用の3脚、細パイプ付きになってお目見え!

かごを取り付け、こんな感じで使っています。


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