ミュージカル・ロマン
「あの日見た夢に」〜シカゴアンダーワールドブルース〜
2004/9/4〜9/16 作・演出 中村暁
久々に見た、ひどい舞台・・・と言わざるを得ないだろう。
陳腐な設定、古い言い回しを多用した、時代遅れの台詞、
そして、何より古い演出。
うわ〜〜〜助けてくれ〜〜と叫びながら見たけど、
確かに、昔はこういう話、多かったし、ああいう演出も多かった。
80年代後半の宝塚の舞台を思い出しましたなあ(しみじみ)。
とはいえ、朝海ひかるの充実した舞台姿は隙のない美しさだった。
舞風りらの役は、「典型的」な宝塚の娘役への割り当てで、
きっと、アノ役なら、宝塚中の娘役が全員、出来るだろうなあ・・・というような役だったが、
彼女がハツラツと演じていたのが、魅力的だった。
だが、「スサノオ」の時も思ったけど、今回も、ラスト近くの
ソロで泣いていた。演者だけ盛り上がっても仕方ないし、
感極まるのは分かるけど、あんまり泣くのは、辞めて欲しいなあ。
二番手格の壮一帆は三作続いて朝海と絡む役。
最初の「ロマンスドパリ」の時は、とても朝海の義兄に見えなかったが
だんだんと落ち着いてきて、今回は、ちゃんと朝海の「幼なじみ」に見えていた。
歌にも進歩が見え、着実にステップアップしているのが分かる。
鳳稀かなめのギャングは・・・まあ、ああいう風に演じるしか仕方ないのかな〜って
感じだけど、う〜ん、どうだかなあ。「典型的」なキャラだったから
せめて、外見で「個性」を強調するとかして、
均一的な舞台を、盛り上げて欲しかった。
・・・て、最近、そんな下級生いないか・・・。
緒月遠麻は、魅力的な「弟分」だった。けど、彼女も鳳稀同様、もっと
拘ったキャラ設定をしても、よかったのでは。
脚本自体が濃密なのに、演者の方が作り込み過ぎて鬱陶しい作品もあるが
今回は、平面的な作品だったので、もっとやりまくっても、よかったのではないだろうか。
全体的にオーソドックスすぎて先が全部読める作品でした。
まあ、簡単でいいかもしれんが・・・(笑)。